物体が、その物体を使用していた者の強烈な情念・執念・怨念などの刺激を受けて、幽霊的存在『グリム』となり、
意思や念を持って動き出すという霊的災害に悩まされる近未来世界の物語。
そんな世界の危機的状況に立ち向かうのは、
グリムを刈る者『グリムリーパー＜刈魔執行乙女＞』と呼ばれる存在だった。
グリムと化したさまざまな物体たちは、その特徴を活かした、
あまりに意外で卑猥な責めでグリムリーパーの少女たちを襲う。
そんなグリムたちに激しく淫らに陵辱される様を晒しつつも、
気丈にも戦い続ける少女たちを描く、美少女ヒロイン異物姦モノ。

ゴスロリ風コスチュームで戦士という三人の少女たちのキャラと、
物語が進むにつれ、無機物だけであったグリムとなりうる対象に変化が起こり、
最後には、意外な存在との対峙が待つという怒涛のストーリー展開にも注目。

私には娘がいる。

グリム――。

それは、その物体の使用者の強烈な情念・執念・怨念などの刺激を受けて、
幽霊的存在となり、意思や念を持って動き出す存在。

グリムにはたわいもないイタズラから、大きな被害に発展する行為まで行う
ものがおり、世界中であらゆる霊的被害が発生しているが、
特に、性的被害を含むものを『セクシャル・ハザード』と呼ぶ。

この世の森羅万象あらゆる物体が霊的存在≪グリム≫と化し、性を求め、
世の女性たちを襲う……！

そんな世界の危機的状況に向き合うのは、
グリムを刈る者『グリムリーパー＜刈魔執行乙女＞』と呼ばれる存在。

≪対グリム国際刈魔機関－ＵＮＧＲＡ－≫に所属する三人のグリムリーパー、
霧崎茉莉、明神美月、リーリャ・ヴァインツィールは、
対グリム専用武器≪葬具≫を用いて、今日もグリムの殲滅にあたる！

その物体の特徴を生かしたあまりに意外で卑猥な攻撃を繰り出すグリムたち。
そして……グリムは進化する。
ついには、あまりにも意外な物体がグリムと化し、世界を脅かす！

その時、グリムリーパーの三人の少女たちの選んだ選択は――。

■霧崎茉莉（きりざき・まつり）

身長　：150cm
体型　：童顔、低身長でそれ相応の体型。バストはそこそこ。
髪型　：赤髪でぴょこっと跳ね上がったツインテール
一人称：私（わたし）

日本出身のグリムリーパーの少女。
愛嬌ある元気系で、人懐っこい。
天真爛漫で明るい性格で、チームのリーダーを務めている。

幼い頃、グリムが絡む事件に巻き込まれ、その際にグリムリーパーに
助けてもらった経緯から、グリムリーパーを志すようになる。

明るい性格だが、その裏で年相応に繊細な所もあり、
日々の戦いで仲間が傷付く所を見て、責任を感じる事も。

正義感が強く、何度もグリムに犯されながらも
挫けない不屈の心を持っている。

グリムリーパーの仕事に誇りを持ち、
自分の生まれ育った街を誰よりも愛している。

≪武器･能力≫
武器名：カーちゃん
（正式名「カーディナル・シュニッター（Cardinal Schnitter）」）
形状：大鎌型葬具

自分の身長ほどある大鎌を駆使してグリムを狩り、浄化する。
刃先は魔祓力によって生成されている。
小柄な体格を活かして、スピードで押す速攻戦術を得意とする。
「蝶のように舞い、蜂のように刺す」プレースタイル。

武器名は『深紅の死神』の意を持つ造語であり、茉莉の髪色からも
彼女の武器としては相応しい名前だが、彼女は親しみを込めて
「カーちゃん」と呼んでいる。

得意技は鎌に魔力を溜め込んで渾身の一撃を繰り出す
「バタフライ・エクスキューション」と、
高速で連続斬りを繰り出す
「ソニック・スラッシュ」。

■明神美月（みょうじん・みづき）

身長　：158cm
体型　：グラマラスで三人の中では一番の巨乳
髪型　：肩口まで伸びるふんわりとした青紫髪
一人称：わたし

日本出身のグリムリーパーの少女。
茉莉とはグリムリーパー養成校時代からの仲で、
養成校で一番最初にできた友達である。
誰に対しても礼儀正しく、親友の茉莉にも敬語調で話す、
ふんわりとした物腰柔らかな少女。

実家は古くからグリム浄化を生業とする名門家系で、
グリムリーパー関係に多くの優秀な人材を輩出している。
幼い頃より閉鎖的な一族社会で暮らしてきたために、
大人しい控えめな性格になった。良くも悪くも日本的な少女。

三人の中では、グリムに対抗できうる魔祓値を最も高く持つが、
不測の事態への対処は苦手で、ミスをしてしまう事もある。

運動神経もよろしくなく、それ故に、その最大の要因と考えられる
自身の体型、特に巨乳へのコンプレックスを抱いている。

相手がグリムといえども心優しい性格上、
「殺める」行為に等しい浄化にも少なからず抵抗を抱いている。
しかし、茉莉など大切な仲間が傷付けられようものなら、
絶対に許してはおけない友達想いな性格。

≪武器･能力≫
武器名：禍葬刻呪ノ札（かそうこくじゅのふだ）
形状：札・カード型葬具

「災禍を葬りし呪い（まじない）を刻む札符」という
浄化の意を持つ、明神家に伝わる特別な葬具のひとつ。
グリムとの戦闘時には味方の補助や回復、グリムの捕縛を主務とするが、
攻撃の際には遠距離攻撃や広範囲攻撃の形で効果を発揮する。

例えば傷を負った場合、札に治癒のまじないを唱えると
札符が素粒子化し体内に溶け込む。すると傷が癒える。

例えば「爆弾効果」の呪文が施された札符をグリムに使用すると、
爆発を起こしてダメージを与えるといったように、
使用する札符により引き出される効果が異なる。

鎌や剣を武器としないので汎用性が高いが、
使用する札符によっては、能力コントロールが難しかったり、
長い詠唱を必要とするため一時的に無防備にならざるを得ない札符もある。
また、札符使用時は「急急如律令（オーダー）！」と叫ぶ必要がある。

「周囲の状況を把握しながら、確実に仕留める」プレースタイル。

結界や障壁を作り出す「界封方陣」や、
光る球体をあて、その光を爆発させて浄化する
「光弾救球」を得意技とする。

■リーリャ・ヴァインツィール

身長　：162cm
体型　：スレンダーだが、欧米ならではの均整の取れた良スタイルで美乳
髪型　：腰まで伸びた金髪をまとめたサイドテール
一人称：わたくし

ドイツ・アウクスブルク支部から人事交流で派遣された、
ドイツ出身のグリムリーパーの少女。
名門刈魔貴族出身で、茉莉たちのチームに配属される。
お嬢様口調で話し、凛とした容姿からも華やかな印象を与える。

留学直後は日本の異文化に戸惑いながらも、今では何とか順応。
チームメイトになる二人とは茉莉の明るい性格や
美月の優しい性格もあって打ち解け、大切な存在として認識している。

一方でプライドが高い所があり、グリムの処遇や戦い方に対する
意見の相違などで茉莉と衝突する時もある。

とある理由から、グリムに対してひと一倍強い憎しみを抱いている。
そのため普段は生真面目な性格だが、グリムが絡むと感情的な一面を
覗かせる事もある。
グリムは『何があっても殲滅対象である』のスタンス。
その気持ちと同じくらいに
「グリムの脅威から人々を救いたい」という想いを持つ。

三人の中では最も攻守バランスに長けた存在。
「華麗にそして情熱的に」がプレースタイル。

≪武器･能力≫
武器名：シュタルカー・ヴィント（Starker Wind）」
形状：西洋剣型葬具

ドイツ語で「勇ましき風」を意味する、
ヴァインツィール家より授かった対グリム浄化用特殊西洋剣のひとつ。

魔祓力の扱いに長けているため、斬る以外にも
剣に魔祓力を込めてカマイタチのように風を生成し、
衝撃波のように飛ばす「シュトゥルム（Sturm）」といった
技を使う事ができる。

■鳴河幸十郎（なるかわ・こうじゅうろう）

身長　：192cm
体型　：大柄
一人称：ワシ

日本出身。元グリムリーパーの男性で、
現在は対グリム国際刈魔機関の日本支部統括長官を務める。
茉莉たちの上司。

豪快な性格で、揺らめくように逆立った髪と豊かに蓄えられた顎ヒゲ、
そして隻眼が特徴の、「炎」を体現したような中年男性。
熱血漢で、何かと面倒見の良い、父親的存在として周りから慕われている。

「ダンディーな渋い男」と公言するが、そのイメージを自ら壊す
セクハラ発言やオヤジギャグが玉に瑕。

現在は戦列を離れ、総指揮を主務としているが、
グリムリーパーとして最前線で戦っていた頃の腕は訛っていない。

武術にも長けており、現役時代は戦斧型の武器と、
会得した武術を合わせた戦法でグリムを刈っていた。

大型グリムを一人で、しかも素手で数秒かからず倒したという
武勇伝を持っているそうだが、真偽は不明。

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